家主に好評のサービス　大手ポータルで直接入居者募集

2021年12月17日

　SIRE（サイアー：東京都目黒区）が運用する「ECHOES（エコーズ）」は、宅地建物取引業者の免許を持たない家主が大手ポータルサイトで直接入居者を募集できるサービスです。同社が仲介会社となり一般媒介することで情報を掲載。サービスの登録者は、10カ月で2000人を突破しました。

登録者数2000人突破。経営熱心な家主に人気

SIRE　／　ECHOES 

　宅地建物取引業者の免許を持たない家主が、大手ポータルサイトで直接入居者を募集できるサービス「ECHOES」。その登録者数が、2020年12月の開始から10カ月で2000人を突破しました。

　通常、「SUUMO（スーモ）」や「at home（アットホーム）」などの大手ポータルサイトに募集物件を掲載する場合、宅建免許が必要になるため、掲載の際は主に仲介店舗が掲載作業を行います。しかし、掲載料や反響課金などのコストがかかるため、掲載することで問い合わせにつながりやすい物件などに絞って募集することが一般的です。募集期間を１日でも短くしたい家主にとって、大手ポータルサイトに募集情報を載せられないのはデメリット。その点、家主が「ECHOES」を利用した場合、SIREが仲介会社として一般媒介するという形で入稿するため、家主も掲載が可能になります。

　また、「ECHOES」では、家主自ら募集物件の情報を提供し、掲載することができます。どのような文言や写真を選べば問い合わせにつながりやすいのかを実践を通して学ぶことができるため、熱心に賃貸経営を行う家主に人気のサービスとなっています。SIREの木津雄二社長は、「全国の家主の会の人たちによる口コミで広まっている。中にはパソコンを使用したことがないにもかかわらず、ECHOESを活用するために始める人もいて需要の高さを実感している」と話します。