ポータルサイトで競合を自動分析 効率的な反響アップに期待

2021年08月23日

 不動産仲介事業のシステム開発を行うiimon(イイモン:東京都中央区)は、2021年7月、ポータルサイト上に掲載している物件状況を可視化する自動分析システム「分析速いもん」をリリースしました。掲載物件のスコアが表示されるので、広告掲載などの戦略が立てやすくなります。

▲掲載店舗数や掲載スコアなどをワンクリックで可視化

掲載状況を調べる時間大幅短縮。広告戦略も容易になる

iimon / 分析速いもん

 「分析速いもん」は、不動産業者専用サイトで流通している物件が、ポータルサイト「SUUMO(スーモ)」において、どれだけ掲載されているか、掲載物件の評価は何点かが1秒で表示される自動分析システムです。こうした情報を可視化することで、掲載予定の物件が「SUUMO」で代表物件として扱われるための数値基準を把握できます。代表物件までの最短ルートがわかるため、物件広告掲載時に使用していた余剰コストの削減と、効率的な反響数アップに期待をかけられます。

 また、既に「SUUMO」で掲載していた物件でも、他社でのリアルタイムの掲載状況を1秒で分析できます。このため、競争率の高い物件の掲載を避け、手薄となっている物件に絞って掲載し、反響獲得を狙うなどの戦略立てが容易となります。

これまで、賃貸仲介の事業者がポータルサイトに物件を掲載しても、他社と掲載が被ってしまうことで反響につながらないという問題もありましたが、「分析速いもん」を使うことで、より的確にポータルサイトの活用ができます。島田州平社長は「活用することで、無駄のない物件広告が打てる。ポータルサイトを使った物件集客のルールが大きく変わると期待している」と話します。

【商品概要】
名称:分析速いもん
価格:1ヵ月1万円(同社の「入力速いもん」導入企業は5000円)
その他:詳細はiimonへ問い合せを

【会社概要】
社名:iimon
設立:2019年
共同創業者・代表取締役CEO:島田州平
事業内容:不動産テック事業、仲介テック事業(自動物件入力システム「入力速いもん」の開発、運営。自動分析システム「分析速いもん」の開発、運営)
従業員数:8人
本社所在地:東京都中央区晴海3-13-2
連絡先:電話03-4405-0840(土日祝を除く9:30~19:00)