『家族信託の相談窓口®』 不動産会社向けサービス開始
2021年05月22日
L&F(エルアンドエフ:千葉市)は、不動産会社向け『家族信託の相談窓口®』を開始。家族信託に強い専門家のサポートを得ることで、オーナーの子供世代とのつながりを早い段階から持てるほか、管理受託営業の新たな切り口として期待できそうです。
顧客への提案から契約書作成まで会員サポート
L&F / 家族信託の相談窓口®
空き家サポート事業を手掛けるL&Fは、2021年5月より、不動産会社向けに『家族信託の相談窓口®』サービスを開始しました。4月1日時点で、事前申し込み社数は50社を超えたそうです。
このサービスは、物件を所有するオーナーなどの顧客に対し、不動産会社が専用のシステムとスキームを活用して、家族信託での資産管理を提案できるようにサポートするものです。相談を受けた不動産会社は、顧客からヒアリングした情報をシステムに入力。L&Fが情報を確認し、同サービスに登録している家族信託に強い法律などの専門家を紹介するという仕組みです。契約を締結すると、コンサルティング成功報酬が専門家と不動産会社にも業務割合に応じて支払われます。
不動産オーナーへのヒアリングや提案をスムーズに行うため、専用パンフレットなど、さまざまなツールの配布や、2日間のサービス導入研修を実施し、専門家ではない不動産会社の一社員が家族信託の活用方法について不足なく説明できるように育成してくれます。(一社)家族信託普及協会とも業務提携しており、契約書の作成などもサポート。同社では、順次全国の専門家に呼び掛けており、オンラインで案件サポート可能な体制も整えています。森久純社長は、「物件の所有者と近い距離にいる不動産会社が、相談を受けたその場で制度を紹介できるようになることが理想だ」と語ります。
名称:家族信託の相談窓口®(不動産会社向け)
価格:入会金11万円、月会費1万1000円(税込)※登録1事業所ごとに入会金と月会費が必要。2事業所目の入会金は5万円。入会金にはサービス導入研修への参加費用2名分と営業ツール等の初回配布分の費用含む。
その他:入会には宅建免許を有する法人であること、家族信託に関する専任の担当者を1名以上配置するなどの条件あり。サービス導入研修へ参加後、『家族信託の相談窓口®』の会員不動産会社として活動できる。
社名:L&F
設立:2007年
代表取締役社長:森 久純
資本金:1000万円
事業内容:空き家管理の全国ネットワーク『日本空き家サポート』、不動産オーナーマイページ作成サービス『オーナーズクラウド』、不動のプロと法律専門家の全国ネットワーク『家族信託の相談窓口』運営事業
本社所在地:千葉県千葉市中央区問屋町1-35千葉ポートサイドタワー13階
連絡先:電話043-215-7173(家族信託の相談窓口 運営本部 平日10:00~18:00)