AIが空室対策の戦略レポート作成。管理会社の営業活動を支援

2023年10月11日

 日本情報クリエイト(宮崎県都城市)は2023年8月、人工知能(AI)で賃貸物件の戦略レポートを自動作成する「空室対策ロボ」の販売を開始しました。ウェブ上のシステムに対象物件の情報を入力すると、AIが全国累計100億件の不動産ビッグデータを基に解析。賃料査定、入居者ターゲットなどを記載した「満室戦略レポート」が作成され、管理会社はオーナーとの商談や管理受託営業などに活用できます。

▲「空室対策ロボ」による「満室戦略レポート」の一部

累計100億件の不動産ビッグデータを基に解析

日本情報クリエイト / 空室対策ロボ

不動産業務支援クラウドサービスを提供する日本情報クリエイトは、AIで賃貸物件の戦略レポートを自動作成する、管理会社向けサービス「空室対策ロボ」の販売を開始しました。物件レポート作成支援システム「参謀くん」を提供する不動産テック企業のStudio LOC(スタジオ エルオーシー:東京都台東区)との共同開発となります。

国の統計データや、日本情報クリエイトが持つ成約賃料・空室率データ、不動産ポータルサイトから収集したデータなど全国累計100億件の不動産ビッグデータを活用。ウェブ上のシステムに対象物件の情報を入力すると、AIがデータを基に解析。賃料査定、周辺の類似物件との賃料比較、入居者ターゲットやニーズの高い設備、広告戦略などを記載した「満室戦略レポート」が作成されます。

管理会社は、物件ごとに分析したこの戦略レポートを、オーナーとの商談の資料として利用できるほか、自社ホームページやセミナー資料、ダイレクトメールなどに「空室対策ロボ」へのリンクやQRコードを記載し、管理受託営業のツールにすることができます。オーナーが所有物件の情報を自発的に入力するため、新規顧客の情報収集、反響獲得にも効果が見込めます。

【商品概要】
名称:空室対策ロボ
料金:初期費用無料、月額3万8500円(税込み)~ ※詳しくは日本情報クリエイトに問い合わせを
「満室戦略レポート」の主な内容:簡易版と詳細版の賃料査定結果、周辺類似物件との賃料比較、成約賃料・空室率の推移(独自データ)、豊富な賃貸マーケットデータから賃料査定、AIによる入居者ターゲット戦略、周辺の設備・条件データ、管理サービスの強みなど
対応エリア:全国

【会社概要】
社名:日本情報クリエイト
代表取締役社長:米津健一
設立:1994年
資本金:7億2844万8200円 (2023年5月31日現在)
事業内容:不動産業界に特化した不動産業務支援となるサービスの開発・販売、家主や入居者とのコミュニケーション支援サービスの提供
従業員数:335人(2023年6月末現在)
本社所在地:[宮崎本社]宮崎県都城市上町13街区18号 [東京本社]東京都新宿区西新宿6-10-1 日土地西新宿ビル12F
連絡先:電話0120-965-458(導入についての相談)