不動産取引に特化した電子契約。署名の順番待ちなし

2023年09月04日

　不動産取引用電子契約サービス「PICKFORM（ピックフォーム）」は、2022年8月の提供開始以来、順調に利用企業数を伸ばしています。同サービスは、重要事項説明書や契約書を電子化し、契約の一連の流れをオンライン上で完結させるシステムです。同時署名機能を搭載し、複数の関係者が同時に署名することができるため、署名の順番待ちも発生しません。

国交省の電子契約手続きガイドラインに準拠した設計

PICK　／　PICKFORM

不動産売買・仲介および電子契約システムの開発を行うPICK（ピック：東京都目黒区）が展開する不動産取引用電子契約サービス「PICKFORM」の利用企業が、6月末時点で100社を突破しました。2022年8月の提供開始以来、順調に利用企業数を伸ばしています。

同サービスは、重要事項説明書や契約書を電子化し、契約の一連の流れをオンライン上で完結させるシステムです。電子契約は、書類をアップロード、署名設定、電子署名とシンプルな流れです。同時署名機能を搭載しており、複数の関係者が同時に署名することができるため、署名の順番待ちも発生しません。物件管理や、書類保管もします。不動産取引のほか、工事請負や駐車場の賃貸借契約などでも利用できます。

2023年5月、住宅メーカーのアイダ設計（さいたま市）が「PICKFORM」の導入を発表しました。アイダ設計は、宅地建物取引業法に則した電子契約の運用に課題を持っていましたが、「PICKFORM」は国土交通省が定めた電子契約手続きに関するガイドラインに準拠したシステム設計なので、新たに社内オペレーションを構築せずに電子契約を利用することができ、この点から導入に至ったそうです。