不動産営業の知識を生かした ホームステージング

2022年02月22日

　カグカス（大阪府豊中市）は、関西を中心に売買・賃貸仲介含めて年間600件以上のホームステージングを行っています。もともと売買不動産会社のホームステージング事業だったことから、不動産営業の知識を生かし、物件の魅力をわかりやすく伝えるホームステージングが強みです。

営業視点によるステージングで物件のバリューアップを図る

カグカス ／ LDKのステージング、賃貸ワンルームのステージング

　実際の家具を設置したホームステージング事業を行うカグカスは、関西を中心に売買・賃貸仲介含め年間600件以上のホームステージングを行っています。

　そのホームステージングは、まず自社のインテリアコーディネーターが間取り図や写真の資料を基に複数のプランを提案します。受注したプランをもとに、自社が保有する実際の家具を搬入して設置。その後の撤去まで同社のスタッフで行うため、オーナーや不動産会社は搬入や撤去などに立ち会う必要がありません。

　ホームステージングの対象となる物件は、賃貸物件のほか、売買物件である新築・中古・戸建てなど。コーディネートや配送費を含む基本料金に加え、30㎡を想定したワンルームのホームステージングの月額利用料は3万3000円（税込）となっています。

　カグカスは、もともと売買不動産会社のホームステージング事業で、そこから独立し法人化しました。そのため、不動産営業の知識が豊富で、物件を魅力的に演出するノウハウを駆使したホームステージングを行えることが強みです。不動産営業の視点からのホームステージングを活用することで、物件の賃料を上げるといったバリューアップも図ることができます。同社は、2021年10月より首都圏への事業拡大を目的として東京支店を江東区亀戸にオープン。金保智也社長は「東京進出をきっかけにビジネスの基盤を固め、さらにいいサービスを提供できる拠点を探していく」と語ります。