パノラマ写真から3D空間を生成 CG家具も配置できる
2022年01月25日
空間データを活用したサービスを開発・提供するスペースリー(東京都渋谷区)は、一般的なパノラマ画像を3Dデータに変換する「パノラマ3D変換プレイヤー」α版の提供を始めました。そこでつくる3D空間に、テーブルやソファなど実際にある家具をCGで配置できる機能「AI空間設計」も提供しています。
バーチャルで家具を配置。オンライン内見にも活用できる
スペースリー / パノラマ3D変換プレイヤー(α版)、AI空間設計
「パノラマ3D変換プレイヤー」α版は、一般的なパノラマ画像を3Dデータに変換するプレイヤーで、2021年11月にリリースされました。同時に、ここでつくられる3D空間にCGで家具を配置できる「AI空間設計」の正式版も提供を開始しました。
「AI空間設計」は、実際に扱われている約40のブランドから選んだ家具や照明などのCGを、作成した3D空間に自由に配置できる機能です。場所や角度を変えたり、部屋を俯瞰したり回転させたりしながら、バーチャル空間でホームステージングをすることができます。家具を置くことによって部屋のサイズ感などもわかり、顧客に部屋のイメージを伝えやすくなります。
同社は、物理空間から得た情報を仮想空間に再現して、さまざまなシミュレーションやモニタリングを行う「デジタルツイン」を推進するためのツール開発に注力しています。遠隔内見の一つの手法として活用されているVRコンテンツをはじめ、空間把握による精度の高い採寸機能、顧客の視線の動きから物件の注目箇所を分析する機能などを開発・提供してきました。オンラインで取得できる物件情報の充実化が求められている背景もふまえ、今後も賃貸・売買仲介やリフォームの場面で活用できるサービスを開発していくとのことです。
名称:パノラマ3D変換プレイヤー(α版)、AI空間設計
その他:パノラマ3D変換プレイヤーはα版で、現在はモニター利用。後に、テストを経てβ版、正式版をリリース予定
社名:スペースリー
設立:2013年
代表者:森田博和
資本金:2億6796万円
事業内容:空間データ活用プラットフォームのクラウドソフト「スペースリー」(旧 3D Stylee)
VR活用のヒントが見つかるメディア「Spacely Tips」
本社所在地:東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
連絡先:メールにて問い合せ