3D間取り図作成で家具も配置　入居者募集に使える無料ツール

2021年11月26日

　家具の販売やインテリアコーディネートを手がける「a.flat（エーフラット）」を運営するシースクエア（東京都目黒区）は、家具を配置した部屋の間取り図や3D画像を、初心者でも簡単に作成できるツール「マイルーム3D」を無料で提供しています。

3D画像を使えば部屋のイメージも伝えやすい

シースクエア　／　マイルーム3D

　オリジナルのリゾート家具の販売やインテリアコーディネートを手がける「a.flat」を運営するシースクエアは、家具を配置した部屋の間取り図や3D画像を作成できるツール「マイルーム3D」を無料で提供しています。月間の利用件数は、2万4000～5000万件ほどです。このツールの操作方法は、まず同社のホームページのメニューから「マイルーム」というページに移動し、「新しいマイルームの作成」をクリック。幅と奥行き、壁、床、天井、建具の色、家具の配送先となる都道府県を選んだ後、編集を開始することができます。同ページにある動画で詳しい編集方法や、作業の流れを確認することが可能なため、初心者でも使いやすいのが特徴です。複雑な形状の部屋でも、変わった間取りでも、同じように再現することができます。そして、「マイリスト」に登録した家具などの商品をこの間取りにレイアウトし、3Dでイメージしながらウェブ上で家具、インテリアのコーディネートを行うことができます。

　画面上で置くことができる家具は、同社で取り扱っている家具に限らず、コーディネートアイテムは5000点に上ります。壁紙はLIXIL（リクシル：東京都江東区）やサンゲツ（愛知県名古屋市）など提携企業のものも選べるようになっています。画面上でホームステージングを行った後は、画像保存や印刷を行うことができるため、入居者募集のツールとして使うことも可能です。

　今後、提携する企業が増えれば、選べる家具や壁紙、家電などの選択肢がさらに増える可能性もあります。シースクエアの磯崎良社長は、「2019年に当社が導入した3Dエンジンは同様のソフトの中では最速だと思います。無料公開をしており、用途も限定していないので、入居者獲得のためにぜひ利用していただきたい」と話します。