オートロック付き物件の内見で　不動産会社の立ち会い不要に

2021年03月17日

内見希望者が下見に訪れた際、集合住宅のオートロックを一時的に解錠することができるサービスが登場しました。これにより、不動産会社のスタッフが解錠に立ち会う必要がなくなり、オートロック付き賃貸物件の管理がスムーズになります。

システム連携で解錠の遠隔化が可能に

イタンジ　／　内見予約くん
大崎電気工業　／　OPELO entrance（オペロ エントランス）

　不動産会社向けのIT開発をするイタンジ（東京都港区）と、オートロックメーカーの大崎電気工業（東京都品川区）の共同開発による、集合住宅のオートロックを一時的に解錠することができるサービスが2021年1月から始まりました。これにより、オートロック付き賃貸物件の管理がスムーズになります。

　このサービスは、大崎電気工業が提供するスマートオートロック『OPELO entrance（オペロ エントランス）』を導入し、システム連携を行った集合住宅において、イタンジが賃貸管理会社向けに提供する、内見予約WEB受付システム『内見予約くん』から、解錠番号を入居希望者のスマートフォンに発行することができるというもの。このサービスを利用すれば、内見のたびに不動産会社のスタッフが現地に向かい、解錠に立ち会う必要がなくなります。

　サービスの利用には、内見希望者の名前や電話番号などの個人情報を入力する必要があり、一方、解錠できる有効時間を管理会社が設定することで、悪用を防ぎます。『内見予約くん』は、各住戸用のスマートロックやキーボックスの提供会社５社と連携していることから、双方の導入が整っていれば、集合玄関と居室の解錠設定をシステムから行うこともできます。