管理物件の水道メーター検針業務をDX化、1戸からお手持ちのスマホで導入可
2025年11月21日

不動産業者向けシステムを手がけるネオス(福岡市)が、水道料金の徴収を行う管理会社に向けて、水道メーター検針スマートフォンアプリ「SNAPPY(スナッピー)」を開発しました。「誰でも簡単に使える」をコンセプトに、手持ちのスマートフォンを利用し、高い精度で検針してデータを管理するサービスです。初期費用0円、1戸あたり月額110円以下で導入可能で、人手不足や業務負担を軽減します。
SNAPPY(スナッピー) / ネオス
スマホアプリで検針、クラウド管理も連動
近年、人手不足により、水道メーターの検針業務に負担を感じる管理会社が増えています。手作業で検針するケースも多く、読み取りや転記の際にミスが生じることもあります。
ネオスが提供する「SNAPPY」は、水道メーターに貼り付けたQRコードシールとメータ数値をスマートフォンで読み取るだけで、検針が完了するサービスです。画面上で数値を確定すると、クラウド管理システムの世帯情報に連携され、一元管理できます。カウンターの数字が中途半端な位置にあり、読み取った数値に誤差がある場合は、アプリや管理画面上での修正も可能です。
QRコードは世帯ごとに発行され、水道メーターと紐づけられています。メーターに記載されているシリアルナンバーでも紐づけは可能です。

世帯数の少ない物件でも気軽に導入できる
専用端末を購入する必要がなく、1戸から利用できるため、世帯数の少ない物件でも気軽に導入できます。山間部などの電波の環境が悪い物件では、オフラインモードでの検針が可能です。
遠隔地に管理物件がある場合は、現地の委託先にスマートフォンでの検針を依頼すれば、移動コスト削減にもつながります。
また、検針データをクラウド管理することで、前月使用量との比較から異常値を検知し、設備不具合による漏水などをいち早く把握できます。

「誰でも簡単に使える」が開発コンセプト
「SNAPPY」は、不動産管理会社との会話の中から生まれたサービスです。検針業務の効率化という課題に対し、特別な研修や専用端末を必要とせず、「誰でも簡単に使える」をコンセプトに、約1年をかけて開発しました。また、ネット環境が安定していない場所でも操作が可能で、ネット復旧時に数値がクラウド管理システムにアップされます。そのシンプルさと利便性の高さから、JICA(国際協力機構)のJICA Biz事業※1に採択され、開発途上国でも利用されています。
今後は、管理会社から入居者に直接水道料金を通知する機能の追加も予定しています。
※1.JICA Biz事業(中小企業・SDGsビジネス支援事業)とは、開発途上国の課題解決に貢献する日本の民間企業等のビジネスづくりを支援する事業。

マンションデベロッパー出身のシステム会社
ネオスは1999年、マンションデベロッパーのシステム開発部門から独立して設立されました。マンション管理会社向け・不動産流通会社向けのシステム開発を柱に事業を展開し、これまでに全国300社以上に導入されています。
不動産業界の業務内容を熟知しており、現場の課題に即したソリューション開発が強みです。設立から25年間、住宅不動産業界に特化したシステム開発と顧客サポートを通じて、不動産業界のDX支援を行っています。
サービス名:SNAPPY
初期費用不要、1戸あたり110円以下で導入可能
会社名:株式会社ネオス
事業内容:不動産会社へのシステム開発、クラウドサービス提供、WEBサイト制作、マーケティング支援、不動産業務におけるDX運用支援
本社:福岡県福岡市中央区大名1丁目4-1
設立:1999年1月13日
資本金:1,000万円(2025年4月時点)
代表者:稲田哲将
URL:https://www.neos.ne.jp/
お問い合わせ:info@neos.ne.jp




