猫との共生用建材のバリエーションを拡充

2020年07月17日

 高いところや狭いところを好む猫との共生に配慮した建材の新製品が、大建工業(大阪市)から発売。猫の通り道や隠れ家などを設けた収納棚など、ペットとの暮らしをより楽しむためのニーズに応えるものです。

▲『ねこシェルフ』を通る猫のイメージ

専門家が監修し猫の習性や機能性に配慮

大建工業 / ねこシェルフ、ねこルート、ねこボックスなど全5種

 大建工業(大阪市)は猫と人の快適な暮らしに対応した建材のバリエーションを拡充し、収納棚やカウンター、飛び出し防止柵など新商品を8月21日に発売。

 『ねこシェルフ』は、猫の通り道や隠れ家を設けた収納スペースで、猫は垂直に設けた仕切り壁、方立(ほうだて)の前を歩いたり、丸穴を通って上下移動をしたりと自由に移動することができます。また、『ねこルート』『ねこボックス』は猫の習性に合わせて途中で休めるように開発したもので、のぞき窓は猫が頭を乗せやすい位置に設定されています。また、角を丸みのある形状にするなど安全性も重視し、2匹の猫がラクにすれ違える幅にすることで多頭飼いも可能。これら製品には滑りに配慮した表面シートを採用しています。

 同社ではペット向け建材を2008年から販売。犬や猫と人の暮らしを研究する金巻とも子一級建築士をアドバイザーとしてさまざまな商品開発を行ってきました。広報の鈴木康二郎部長は「猫との共生製品は微力ながらも順調に右肩上がりだ。今後も猫の習性に配慮した、人にも使いやすい建材を開発していく」と話します。

【商品概要】
  名称:ねこシェルフ
価格:13万2500円(税別)
サイズ:代表セット(W1600mm×H1705mm×D400mm)の場合
カラー:WH〈ネオホワイト〉/ML〈ミルベージュ〉/MG〈トープグレー〉
その他スペック:基材・芯材:MDF・パーティクルボード

【会社概要】
社名:大建工業
設立:1945年9月
社長執行役員:億田正則
資本金:153億円(2019年3月31日現在)
事業内容 エコ素材(インシュレーションボード、ダイロートン、MDF、ダイライト、畳おもて)の製造販売、内装建材及び住宅機器等の製造販売、ビル・マンション・店舗の内装工事、住宅のリフォーム工事及びマンションリノベーション
従業員数:(連結)3287人(2019年3月31日現在)
本社所在地:本社大阪事務所 大阪市北区中之島3-2-4(中之島フェスティバルタワー・ウエスト)
連絡先:フリーダイヤル0120-787-505