消防点検などのスケジュールと在宅状況を一元管理

2023年08月10日

　下水処理施設やビルメンテナンス事業を行うカンキョウ（大阪市）は、2023年5月に保守・点検業務の事務作業、現場対応を効率化させるサービス「スマリブ」を始めました。消防点検や排水管清掃などの建物管理スケジュールをはじめ、入居者とアポイントメントが必要な業務を効率よく進めることができる管理システムです。

建物管理の事務作業や架電を削減。変更漏れも防ぐ

カンキョウ　／　スマリブ

「スマリブ」は、点検のスケジュールをはじめ、入居者の在宅状況など日程調整が必要な業務を効率化する管理システムです。専用のウェブ画面から事前に物件情報や点検項目、点検を行う会社を登録しておくことで、物件情報や点検スケジュールを一元管理することができます。

入居者との日程調整には専用のQRコードを共用部への張り紙やメールに添付し、在宅可能日や時間を入力してもらい、入力された在宅情報はウェブ上で確認が可能で、架電作業の削減につながります。

点検の際は、協力会社に専用のウェブアドレスを送ることで、現場にいる作業員のスマートフォン上で各部屋の在宅状況や物件情報を確認でき、点検終了後の入居者からのサイン受領もスマホで行うことが可能です。

消防点検は、法定点検にも関わらず全国の実施率が50％以下です。同社では周知不足以外にも管理会社などが電話で入居者に直接アポの連絡を取るケースが多い現状に問題があると考え、同サービスを開発したそうです。