経理に関するデータをブラウザ上で可視化  レポート作成業務を軽減

2023年04月05日

ダッシュボード(東京都中央区)が提供する「ダッシュ経理」は、経理に関するデータを可視化するサービスです。複数のデータを1つの画面上にまとめた「ダッシュボード」を作成し、ブラウザで閲覧可能な状態にします。経理担当者のレポート作成業務を大幅に効率化します。

ダッシュボード / ダッシュ経理

情報が見える化されると行動変容が起きる

経理担当者は、ダッシュボードで伝えたいデータを用意します。経費のダッシュボードを作成したい場合は、経費上限、全体の人数、未精算の人数、品目などのデータをエクセルや経費精算・会計ソフトから集めます。そのデータをサービスに接続するだけで、見やすいダッシュボードを簡単に作成できます。同社に作成を委託できるプランと、自社で入力するプランを用意しています。

▲データを用意するだけで、簡単にデザイン性に優れたダッシュボードを作成できる

不動産会社であれば、営業成績、残物件数、受注数、契約数、それらに対してのコストなどの可視化が効果的です。経営者や上長は全体を、個々のメンバーは全体における自分の位置を把握できます。経費を精算していない人は、経費未精算の人数を見て『精算しよう』という行動に、営業成績ランキングなら営業担当者のモチベーションアップにつながります。「行動経済学に基づいた行動変容が期待できます。コンビニのレジの前に足跡のシールがあると、自然にその上に人が並ぶように、情報が可視化されることによって、人の行動は変わるのです」(小川雅也代表取締役)

視覚化されたデータで、根拠ある意思決定を行う

ダッシュボードは一目で把握しやすいビジュアルが特徴です。ビジュアルの色は、あえて選べない仕様になっているので、見せ方(デザイン)で悩む必要がなくなります。マイナスの情報は赤、注意は黄色、プラスの情報は緑というように信号機に合わせた色が使われているので、見る人はどんな情報かを一目で判断できます。

アメリカやイギリスには、ビジネスにおいて、視覚化(ビジュアリゼーション)されたデータを元に行動する文化があると、小川雅也代表取締役は話します。日本では必要性を感じていても、スキルや時間的余裕がないことから、着手に至らないケースがあるそうです。「日本ではまだビジネス上で3K(勘、経験、気合)による行動が見られますが、根拠がなく脆いものです。定期的に更新される、可視化されたデータの情報で行動を見直して、意思決定を行うことが大切です」(小川雅也代表取締役)

今後は営業部など、各部署に特化したダッシュボードも提供する予定です。「組織全体の活性化や生産性向上につながるダッシュボードは、DXというゴールに向けたツールの一つでしかありません。データを可視化したくても、諦めている方々に向けてサービスを提供していきます」(小川雅也代表取締役)

【サービス概要】
サービス名:ダッシュ経理
料金:3500円/週(1万5000円/月)〜

【会社概要】
社名:ダッシュボード
設立:2012年
資本金:100万円
事業内容:データダッシュボードSaaSの販売ならびにサービスの提供
本社所在地:東京都中央区日本橋兜町17-2
連絡先:050-3623-5555(代表)