世界展開のVRホームステージング、日本で提供開始　

2022年10月02日

　世界108カ国で不動産市場向けビジュアルマーケティングサービスを展開するBoxBrownie.com（ボックスブラウニードットコム：オーストラリア・クイーンズランド州）は、2022年4月に日本法人を立ち上げました。同社は、賃貸不動産会社向けに「バーチャルステージング」を提供。空室写真に家具の3DCG画像を配置して、VR（仮想現実）ホームステージングを行うサービスです。

実際の不動産写真に家具を加え、部屋の使い道を見せる

BoxBrownie.com　／　バーチャルステージング

　「バーチャルステージング」は空室写真に家具の3DCG（3次元コンピューターグラフィックス）画像を配置し、VRホームステージングを行うサービスです。１アングルにつき、料金は3800円（税込み）から。注文方法は、無料会員登録を行い、ホームページに掲載している複数のコーディネートからイメージに合うものを選択し、空室写真を送付するだけ。写真の提出から2営業日以内で作業は完了します。修正作業に追加料金は必要なく、無制限で対応。必要に応じて、写真に写るアイテムの削除やリノベーション後のイメージ画像の作成、明るさや色合いなどの画像補正といったオプションメニューもあります。

　同社は、世界105カ国以上でバーチャルホームステージングサービスを受注しており、ノウハウやシステムがあるため、低価格・短納期でのサービス提供が可能。ホームステージングという手法が他国に比べて普及していない日本の市場に、同社は大きな期待を寄せています。上野志帆ゼネラルマネージャージャパンは「日本法人を設立したことで、今まで支払いフローなどの課題があり受注が難しかった大手管理会社などにも対応できるようになった。法人を中心に顧客を増やしていきたい」と話します。