打ち明けにくい話こそ、アバターで　健康、人間関係の悩み相談専用のクラウドサービス

2022年04月08日

　デジタルサービス開発のBRING（ブリング：大阪市）は、アバター同士が会話できるオンラインツール「バタラクcloud（クラウド）」を提供しています。健康問題や上司・同僚との人間関係など、プライバシーに関わる相談など、アバター同士の方が話しやすい状況は少なくないようです。

　企業の健康相談窓口では、対面やオンライン面談でも顔を出すことが心理的負担を増す原因となり、活用が広がらない実態があるといいます。「自分の姿を見せずに話す安心感が相談のハードルを下げます。本題に入りやすいという利点もあります」とサービス担当の蓮見菜那子さんは話します。

表情の変化をアバターに反映、相談者の感情を数値化する機能も

　サービスはブラウザで利用でき、スマートフォンでも接続可能です。アバターの種類は、ユーザー側に５種類、オペレーター側には業界や利用目的に合わせて選べるように、14種類を用意しています。カメラを使い会話中の口元や簡単な動きをアバターに反映し、表情の変化を読み取るフェイストラッキング機能も実装しています。また、「怒り」「悲しみ」などの6種類の感情を数値化し、相談者の感情把握を支援します。

　利用料金は月額制で、オペレーター１人につき、月額980円から（別途初期費用10万円）。実写映像とのカメラ切り替えなどの機能拡張もオプションで提供します。「アバターで相談するマーケットが生まれたばかりなので、体験してもらいやすいよう安価で提供します。接客や、現地スタッフからの問い合わせにも活用できます」（蓮見さん）

【商品概要】

名称：バタラクcloud（クラウド）
価格：1アカウント980円〜（初期費用10万円）

【会社概要】

社名： BRING（ブリング）
創業： 1975年
代表取締役：中許将一
資本金： 1000万円
事業内容： 小売店・量販店の店頭における課題発見から企画・運用までのトータルサポート、業界不問のDX化推進サポート。遠隔接客システム「バタラクsignage」、アバターコミュニケーションサービス「バタラクcloud」提供
本社所在地：大阪市中央区瓦町2丁目6番6号 ミラータワービル
連絡先：（電話） 03-6260-6916（東京オフィス）