コンセント差込み型Wi-Fi発売 低コストでスマートホームに

2022年01月01日

　スマートホームを提供するLiveSmart（リブスマート：東京都港区）は、法人向けの端末「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」を発売しました。ネット環境がない物件でも、安価でWi-Fiを利用でき、IoT製品の導入が容易に。無人内見などにも利用できます。

無人内見やスマートホームの導入で収益アップにも期待

LiveSmart ／ スマートホーム専用コンセント型Wi–Fi

　人工知能（AI）やIoTを活用したスマートホームを提供するLiveSmartは、法人向けの端末「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」を2021年10月に発売しました。

　スマートロックなど、物件に付加価値を与えるスマートホームには、インターネットの導入が必須です。この端末はコンセントに差し込むだけで導入でき、ネット環境がない物件に安価でWi-Fiを利用することができるため、IoT製品の導入も容易になります。利用者は、主に、オーナーや管理会社、ハウスメーカー。無人内見やスマートホームの導入で収益アップを図りたい賃貸物件やモデルルームへの利用が期待できます。このほか、無人運営やセキュリティー向上のため、Wi-Fi端末を使い分けたい宿泊施設、見守りサービス関連企業からも引き合いがあるそうです。

　強みは、コストを抑えながら簡単にIoT製品を導入できること。工事不要で、バッテリーが内蔵されていないため、固定費の削減や過充電による事故も防止できます。最短１カ月から利用可能なので、一時的な利用にも適しています。利用料は月額500円から。契約できる使用容量は、IoT製品に適した300メガバイトから10ギガバイト以上。LiveSmartだけでなく、他社製品でも利用可能です。同社のBusiness Developmentの浜田浩考氏は、「IoT製品とのセット販売や見守りシステムなどの長期利用も可能だ。コンセント端末型Wi-Fiによって、スマートホームやIoT製品の普及がさらに進むと予想できる」と話します。