空室写真にバーチャル家具配置　イメージ演出で成約率の向上に

2021年11月02日

　バーチャルホームステージングサービスを手がけるカラーアンドデコ（東京都港区）は、物件写真に3DCG（3次元コンピューターグラフィックス）インテリアを配置する「バーチャルインテリア」を提供しています。実際の家具画像を使用するので、リアルな演出が可能です。

実際の家具画像を使うのでリアルな演出が可能

カラーアンドデコ　／　バーチャルインテリア

　カラーアンドデコでは、2020年1月より物件写真に3DCG（3次元コンピューターグラフィックス）インテリアを配置できる「バーチャルインテリア」を提供しています。2021年8月末時点で、600社以上の不動産会社に利用されています。

　同社のウェブサイトから物件写真データと間取りとサイズを送ると、インテリアコーディネーターが物件に合わせた家具画像を3Dで配置します。1枚5980円から作成可能で、5～7営業日で納品。実際に販売している家具の画像を利用するため、よりリアルな演出が可能で、殺風景な空室写真に比べ、インテリアを配置した物件写真は入居後のイメージがしやすいことが特徴です。また、家具の購入や設置の必要がないので、イメージするホームステージングを低価格で実施でき、手軽に成約率の向上へつなげることが狙いです。

　加藤望美社長は「ポータルサイトを利用した物件探しが主流の今、顧客を引きつける物件写真を用意することは非常に重要だ。豊かな生活をイメージできるツールとして、より多くの不動産会社に提供したい」と話します。