360°のバーチャルツアー作成 中小企業向け新プランを販売

2021年09月10日

 リコー(東京都大田区)は、2021年7月、これまで海外市場向けに展開していたバーチャルツアー作成サービス「RICOH(リコー)360 Tours(ツアーズ)」の国内提供を開始しました。同サービスは、360°の画像で構成するバーチャルツアーを制作・公開できるシステムです。

▲360°カメラ「RICOH THETA」のバーチャルツアーソフトウェア

少人数なら、高機能サービスを低価格で利用できる

リコー / RICOH360 Tours

「RICOH360 Tours」は、360°カメラ「RICOH THETA(シータ)」とインターネットに接続したパソコンまたはスマートフォンを使い、360°の画像で構成するバーチャルツアーを制作・公開できるシステムです。

日本では、2021年8月時点で約1万社がすでに契約し活用している「THETA360°biz(ビズ)」とサービスの大枠は同じですが、「RICOH360 Tours」は、個人事業主や中小企業をターゲットとしています。料金プランは「Proプラン」「Businessプラン」の2種類で、どちらも完成したデータの公開上限数、月間PV上限数、データ保存量は無制限で利用可能。ユーザー数によって課金する仕組みとなり、少ない人数で活用する場合、高機能なサービスを低価格で使用できます。ほかにも、バーチャルツアーを掲載するウェブページを作成できる機能もあり、作成したページには物件の価格や位置情報なども掲載可能です。

 Smart Vision(スマートビジョン)事業センターデータサービス事業室の鳥居理氏は、「『RICOH360 Tours』には、従来のサービスにはない動画生成機能やAIが画像にCGの家具を自動配置する『AIステージングβ版』も利用できる。クライアントのニーズに沿ったサービスを提供できるように、商品の選択肢を広げていきたい」と話します。

【商品概要】
名称:RICOH360 Tours
価格:<Proプラン>月額4500円(AIステージングベータ版 20画像/月)
<Businessプラン>月額7000円(AIステージングベータ版 100画像/月)
※どちらのプランもツアー公開数無制限、AIで画像を自動補正、ブランドロゴやバナー追加等可能
※すべての機能を試せる2週間の無料プランあり

【会社概要】
社名:リコー
設立:1936年
代表取締役社長:山下義典
資本金:1353億円(2021年3月31日現在)
事業内容:ドキュメントマネジメントソリューション、IT サービス、商業・産業用印刷、デジタルカメラ、産業用システムなどを提供
就業者数:8万1184人(2021年3月31日現在連結ベース)
本社所在地:東京都大田区中馬込1-3-6
連絡先:電話03-3777-8111