上下階の遮音性も考慮した 『ニューシンカ工法』採用の賃貸物件

2021年04月07日

三和建設(大阪市)は高い遮音性能の『ニューシンカ工法』採用の賃貸マンションを完成。この工法により、遮音性は3~4等級まで高まります。賃貸住宅で退去に直結しかねない騒音を抑えることで、入居者の住み心地をよくし、長く住める物件を目指すものです。

▲『ニューシンカ工法』の床下イメージ図。二重床にすることで衝撃音などをやわらげる
▲三連引き戸のついたキッチンスペース(1Kタイプ)

設備刷新も容易な構造で、資産価値の維持もできる

三和建設 / 『ニューシンカ工法』採用の賃貸マンション

 三和建設(大阪市)は2021年2月、東京都品川区にRC造5階建て全10戸の賃貸マンション『パークフォレスト』を完成させました。高い遮音性能を持つ『ニューシンカ工法』を採用したマンションとして、三和建設では3棟目となります。

 『ニューシンカ工法』は、専用の鋼管をスラブ上に設置し、二重床を構成することで遮音性を高める工法として、『ルネスマンション』をFC展開するエス・アイ・ルネス(東京都港区)が開発。在来工法では一般的に2等級にとどまる遮音性が、同工法により3~4等級まで高めることができます。賃貸住宅の場合、退去に直結してしまう騒音を抑えることで、居住性を高め、長く住んでもらえるマンションを目指しているとのこと。

 この物件は、東急電鉄目黒線「武蔵小山」駅から徒歩8分の立地で、23.1~33.7㎡、1K・1LDKの間取り。賃料は9万3000~14万3000円と相場より1万円以上高い設定ですが、入居募集開始から3日間で7件の申し込みがあったそうです。『ニューシンカ工法』採用のほか、敷地30坪ですが、専有面積を最大化するために共用部を極力少なくし、ワンフロアー2戸のすべてが角部屋で、部屋が隣り合わない設計。3方位に窓を配置し、明るさと風通しを配慮した間取りになっています。

また、建物の躯体(くたい)と内装・設備が分離されている「スケルトン・インフィル」構造なので、設備の刷新やリフォームがしやすく、物件価値を長期的に維持することも可能。同社の森本行則専務取締役は「資産価値を長期的に維持できる建物を提供する当社の理念に、オーナー様から共感いただいた」と話します。

【商品概要】
名称:『ニューシンカ工法』を採用した賃貸マンション『パークフォレスト』
価格:賃料9万3000~14万3000円
サイズ:23.1~33.7㎡、間取り1K・1LDK
その他スペック:東急電鉄目黒線「武蔵小山」駅から徒歩8分(東京都品川区)、敷地30坪、地上5階建て10戸

【会社概要】
社名:三和建設
設立:1947年
代表取締役社長:森本尚孝
資本金:1億円
事業内容:建設工事・開発・環境整備・その他建設に関する事業及びこれらに関する企画・設計・コンサルティング他一切の業務、不動産の賃貸及び売買、不動産の賃貸及び売買の斡旋仲介、不動産の保守・管理・運営に関する業務、不動産事業に関する企画・コンサルティング業務など
社員数:153人(2020年10月1日現在・常勤社員)
本社所在地:大阪府大阪市淀川区木川西2-2-5
連絡先:電話06-6301-6636(代表)