海外から仕入れたリサイクルチークを、フローリングや壁材として活用

2023年07月04日

 木質建材などの輸入販売事業を行うケースリー(静岡県浜松市)は、6月よりリサイクルチークの輸入販売代理店業を開始しています。主に床や壁材での使用向けです。日本でリサイクルチークを販売する企業の新規開拓をスタートしました。

▲オフィスでの導入事例

国内での導入増加を目指す

ケースリー / リサイクルチーク

 リサイクルチークとは、古い建物や船舶の解体の際に取り出されたチーク材のことです。インドネシアのジャワ地域の企業から仕入れています。メリットは、価格が高価な無垢チーク材を安価で手に入れることが可能な点です。また、数十年に渡って使用されたチークは、特有の風合いや経年変化があり、ヨーロッパ等のアンティーク家具で良く見受けられます。

▲リサイクルチークを取り出す、ジャワ地方の古民家例

 リサイクルチークの利用は、家具商品は増えてきていますが、壁や床などの住宅内装材として使用するケースはあまりないとのこと。川口雄介代表は「日本では、ほぼ流通することがないので、リサイクルチークを建材に使う発想があまりない」と話します。海外では、ホテルや商業施設での導入事例があり、独特な風合いを活かした空間設計を特徴としています。

 今後は、月に1000㎡サイズは日本向けに供給される予定です。一般住宅はもちろん、商業施設などでも導入アピールを行うそうです。「日本でリサイクルチークを販売する企業をまずは10社、目指したい」と川口代表。

【商品概要】
名称:リサイクルチーク
価格:契約によって異なるため、要問い合わせ

【会社概要】
社名:ケースリー
創業:2022年
代表取締役:川口 雄介
資本金:300万円
事業内容:質建材及びその他建材などの輸入販売
本社所在地:静岡県浜松市中区幸1-1-1 902
連絡先:問い合わせフォームより