サーキュレーター付部屋干しブース 工事不要で後付け設置が容易 

2022年07月04日

 住宅関連資材、家庭用品の開発・販売を行うセイキ総業(東京都練馬区)は、リビングや脱衣所など室内に後付け設置可能な部屋干しブース「部屋干し日和」を販売しています。ブースにサーキュレーターから温風を流すことで、高温低湿の乾きやすい空間にし、通常の部屋干しより時間をかけずに洗濯物を乾燥することが可能です。

▲リビングや脱衣所など、空いているスペースに設置できる

プラスチック加工技術により工具を使わず、約1分で組立が可能に

セイキ総業/部屋干し日和

 2021年10月に発売した「部屋干し日和」は、開発当初、洗濯物を外へ干しにくい梅雨時期や冬季での需要を見込んでいました。ところが、開発を進めていくうちに、花粉やPM2.5などの影響を気にする人や、日中仕事をしているため外干しを諦めている人など、年間を通して部屋干し需要が高まっていることが分かったそうです。

▲温風サーキュレーターの効率を上げるためにブースを設計

 発売後は一般戸建て住宅以外にも、賃貸オーナーや賃貸管理会社からの問合せもあり、工事不要で後付け設置が出来る部屋干しブースとして導入を検討しているとのこと。ネジやドライバーといった工具を使わず、約1分で組立ができ、折りたたみ収納も可能です。温風サーキュレーターもセット内に含まれているため、届いたその日から室内物干しブースとして利用できます。

 住宅向け日用品や掃除用品など幅広く開発・販売を行っているセイキ総業では、プラスチックの押出成型事業が創業の要となっています。暮らしを豊かにする製品作りの一環として部屋干しに着目した理由は、「洗濯の洗う技術は研究が進み、各社商品が多い。しかし、干す研究についてはまだまだと感じた」と営業管理部石原秀司課長は話します。

 また、グループ社内では、職種に関係なく商品アイデアを募集する社内コンペを毎年行っています。生活の中に不便を改善する製品作りに努めているそうです。石原さんは「アイデアを実現するだけの技術力も必要」と、社内コンペを通じて盛り上がるグループ社内の連携について話しました。

【商品概要】
名称:部屋干し日和
サイズ:(大サイズ)幅900×高さ1750 ×奥行600mm、(小サイズ)幅900×高さ1150×奥行600mm
本体重量:大サイズ17kg、小サイズ13kg
主要材:枠部=アルミニウム押出し形材、パネル部=プラスチック
入数:製品本体×1台、サーキュレーター×1個、テーブルハンガー×1個、物干しポール1本、カーテン

【会社概要】
社名:セイキ総業
創業:1987年
代表者:守谷 守
資本金:9,000万円
事業内容:網戸、スクリーン、住宅関連資材、家庭・日用品の開発・販売と輸出入業務
本社所在地:東京都練馬区豊玉南3-21-16
連絡先:(電話)04-2951-7221