30年持続の防水性能。施工実績は40年間で累計27万戸

2022年05月12日

旭化成リフォーム（東京都千代田区）は、防水工事「賢者の防水」を一般建物にも展開しています。通常の防水工事の寿命は10～15年ですが、「賢者の防水」は独自の高分子系防水シートを使用し、外壁塗装を合わせて行うことで建物全体の防水性能を30年持続することができます。

外壁塗装を同時施工で、建物全体の防水性能を30年持続

旭化成リフォーム　／　賢者の防水

自社ブランド「へーベルハウス」「へーベルメゾン」を専門に改修を手がける旭化成リフォームは、防水工事「賢者の防水」を一般の建物にも展開しています。実績は1981年から40年間で27万戸に上ります。

「賢者の防水」の特徴は、自社開発の高耐久防水材を使用している点にあります。通常の防水工事は、ウレタン樹脂の塗料を複数回塗ることで防水層をつくるものが多く、寿命は10～15年といわれ、その間に保護剤の重ね塗りなどのメンテナンスが必要になるといいます。一方、「賢者の防水」は素材の開発に強みを持つ旭化成（同）が独自開発した高分子系防水シートを使用。同じく独自開発の塗装剤とシーリング材を使用した外壁塗装を行うことで、建物全体の防水性能を30年持続させます。

対象となるのは、関東地方に立つ3階から5階建てのアパート・マンションで平屋根の建物で、工期は建物の規模によりますが、屋上防水のみの場合は最低5日。外壁塗装を含む場合は最低３週間。かかる費用は、1㎡あたり1万円程度からとなっています。大規模修繕工事の場合、建物本体に直接かかる工事費用以外に、足場設置などの間接的な費用負担が大きいものです。そのため、大規模修繕の回数を減らすことでトータルでかかるコストを削減できる可能性があります。