賃貸で導入進む蓄電システム 停電時に自動で電力を供給

2021年12月17日

 コンパクトな家庭用蓄電システム「POWER YIILE HEYA(パワーイレ・ヘヤ)」の賃貸住宅への導入が増えています。停電時には自動で電力供給を行うことができ、入居者の安心や物件の付加価値向上につながります。

▲キャスター付で移動が簡単な「POWER YIILE HEYA S」
▲壁掛けタイプで省スペースに設置できる「POWER YIILE HEYA」

入居者の安心や物件の付加価値向上が期待できる

エリーパワー / POWER YIILE HEYA、POWER YIILE HEYA S、POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)

 大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発と販売を手がけるエリーパワー(東京都品川区)は、これまで累計7万1000台の蓄電システムを出荷してきました。特に家庭用蓄電システムは、賃貸住宅への導入も進んでいます。

 同社の商品「POWER YIILE HEYA」は、「大型リチウムイオン電池(HYバッテリー)」を搭載した家庭用蓄電システムで、屋内壁掛型でマンションやアパートなどの集合住宅専有部分への導入がしやすくなっています。このほか、設置場所を選ばない可搬型の「POWER YIILE HEYA S(パワーイレ・ヘヤ・エス)」、3代目モデルでさらにコンパクトかつパワーアップした「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」もあります。

 「POWER YIILE HEYA」は、停電時にケーブルからの通電停止を検知し電力供給を自動で行います。家庭内の照明・冷蔵庫・スマートフォンなどを約3時間半使用可能で、機器によってはさらに長く使うこともできます。充電は自宅のコンセントに電源ケーブルを差しておくだけです。オープン価格で、家電量販店では1台約77万円で販売、リースでの利用も対応しています。導入後約10年間、電池交換などの作業は一切不要です。

 リチウムイオン電池の普及に伴い、発火事故の報道の件数が増えていますが、同社では釘を刺しても圧しつぶしても発煙・発火しない安全性を軸に、蓄電システムの普及を目指しているとのこと。同社営業第一部の桝本浩司部長は、「今後も台風や地震などの自然災害による停電が増えることが想定される。賃貸住宅への蓄電池の設置が、オーナーや入居者の安心・安全や物件の付加価値向上にもつながる」と話しています。

【商品概要】
名称:POWER YIILE HEYA、POWER YIILE HEYA S、POWER YIILE 3
価格:オープン価格
サイズ:POWER YIILE HEYA(寸法650×150×390㎜、質量30kg、蓄電容量1.3kWh、定格出力500VA/500W、定格出力可能時間 約120分)、POWER YIILE HEYA S(寸法658×270×472㎜、質量約40kg、蓄電容量1.3kWh、定格出力500VA/500W、定格出力可能時間 約120分)、POWER YIILE 3(寸法320×585×514㎜、質量約52kg、蓄電容量2.5kWh、定格出力1.5kVA/1.4kW、定格出力可能時間 約90分)
電池:リン酸鉄リチウムイオン電池
その他スペック:無線通信機器を標準搭載

【会社概要】
社名:エリーパワー
設立:2006年
代表取締役会長 兼 CEO:吉田博一
資本金:351億5040万円(内資本金175億8870万円 ※2020年10月30日現在)
事業内容:大型リチウムイオン電池および蓄電システムの開発、製造、販売
社員数:305人(2021年10月1日現在)
本社所在地:東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング19階
連絡先:電話03-6431-9044 ※商品に関する問い合わせ