ドア1枚で変わる居室の雰囲気　VRで伝える仮想ショールーム

2021年12月03日

　室内ドア専門メーカーの神谷コーポレーション（神奈川県伊勢原市）が、ドアのイメージを体感できるＶＲショールームを始めました。ドア1枚でがらりと変わる居室の雰囲気を、イメージさせることが狙いです。横浜ショールームに設けられた仮想空間では、来場者が家の中を自由に歩くことができます。

天井高さまである室内ドア「フルハイトドア®」を広めるため、様々な展示工夫を行う

神谷コーポレーション　／　室内ドアVR体感

　VRゴーグルをつけると、6部屋からなる2階建ての住宅を、くまなく歩いて全方位から見ることができます。7カ所の室内ドア、3カ所のクローゼット扉を、色や材質などを切り替えて、比較できるのが特徴です。高さ200㎝の一般的なドアと、天井まである240㎝のドアとで変わる部屋の雰囲気を確かめることもできます。

　

　VRショールームを作ったのは、商品の魅力を伝えるショールームを拡げるためです。240㎝のドアを「フルハイトドア®」としてブランド展開する同社は、プロモーション手段として、実物に触れさせるショールームを重視し、国内で10カ所を運営しています。しかし、実物のショールームを大きくすることには限界があり、VRを取り入れることを決めました。今後は、VRで設置できる商品の数を増やすと同時に、ドアを設置する居室についてもプランを増やしていく計画です。

　自社ブランドである「フルハイトドア®」の魅力をより多くの人々に広めるために、商品である室内ドアの実物展示を大切にしてきた同社では、長年ショールーム運営を大切にしてきました。現在では、横浜ショールームをはじめ、国内で10ヵ所ショールームを運営しています。その中で、無人ショールームやトラックで移動する移動型ショールームなど様々な取り組みを行っており、今回横浜ショールームで始まった「室内ドアVR体感」も新たな取り組みの一環です。