「書斎に改修」をCGで再現  売買仲介の成約促進に寄与

2020年07月20日

 分譲マンションの売買仲介で、リフォーム後の室内をCGでつくるサービスが好調です。あくまでも参考ですが、買い手はリフォームのイメージが湧きやすく、売買成約にもつながります。テレワークの増加に伴い、室内の一部を「書斎に改修」するCGが注目されています。

▲書斎をイメージしたCG

買い手はリフォームのイメージが湧きやすい

LOBO NEXT / リフォーム後の室内イメージCGの制作

 売買仲介を行うLOBO NEXT(ロボネクスト:千葉市)は、分譲マンションの売買仲介時にリフォームした室内のCG(コンピューター・グラフィックス)をつくり、買い手の成約促進に役立てています。1年以上行っていますが、世間でテレワークの理解が広まる中、イメージCGをつくり、2週間で売買成約した事例も出てきています。

 買い手が購入後、自らの判断でリフォームを行うので、CGは、あくまでもリフォームの参考にしてもらうためのもの。今回、募集から2週間で成約となったのは4LDKの分譲マンション『幕張アクアテラス』(同)の一室です。CGでは、6畳の洋室を4畳に縮小し、壁を室内窓に変更したものを用意。リビングを見渡すことができる書斎として利用ができるものです。伊東明夫社長は「買い主はリフォームのイメージが湧いている様子だった」と語ります。CGを活用した売買仲介は、これまでに10戸以上手掛け、自社サイトへの掲載から成約までの期間は平均1カ月半。制作費用は5万~8万円で、顧客側が負担する仕組みをとっています。

 CGを活用する前は、リフォーム後の暮らしを買い手にイメージさせることが難しく、成約までの期間が長期化することも多かったそうです。CGの制作期間は、部屋の下見を含めて約10日。平面図を立体にし、壁、天井、床を再現しながら室内を完成させ、その後、家具、家電を配置して生活が想像できるよう仕上げていきます。

【商品概要】
名称:※商品名・サービス名はとくにありません(リフォーム後の室内イメージCGの制作)
価格:5万~8万円
注意事項:※作成日数は、下見を含めて約10日

【会社概要】
社名:LOBO NEXT
設立:2015年4月
代表取締役:伊東明夫
資本金:※不明
事業内容:不動産仲介業務、住宅ローンの借り換え、生命保険・火災保険などの取り扱い、資産運用・相続などの相談など
社員数:※不明
本社所在地:千葉県千葉市美浜区打瀬2-12 パティオス5番街1階
連絡先:電話043-376-1853