不用品回収の比較サイト。空き家整理などの事業者とマッチング

2024年12月21日

 「不用品回収の窓口」は、不用品回収の比較サイトです。利用者は、一度に複数の回収事業者へ処分費用の見積もり依頼ができ、サービス内容には、家具などの日用品の回収のほか、遺品整理・生前整理、ごみ屋敷清掃、空き家の片付け、特殊清掃なども含まれます。リユースやハウスクリーニングなどに関するウェブメディア事業を展開するmadoguchi(マドグチ:東京都港区)が運営しています。

▲「不用品回収の窓口」ページのトップ画面

ごみ屋敷の片付けはオーナーや管理会社からの依頼も

madoguchi / 不用品回収の窓口

 2020年9月に開設した「不用品回収の窓口」は、一度に複数の回収事業者へ処分費用の見積もり依頼ができる比較サイトです。一般ユーザーから依頼があった場合に事業者を紹介し、事業者から成約報酬を受け取るビジネスモデルでサービスを提供します。不動産の分野で、とりわけ需要が高まっているのが不用品回収です。サービス内容は、家具などの日用品の回収のほか、遺品整理・生前整理、ごみ屋敷清掃、空き家の片付け、特殊清掃なども含まれます。

 同サイトを運営するmadoguchiの福士雅也取締役は、「新型コロナウイルス禍で在宅時間が増え、自宅を整理したいという要望から不用品の売買需要が高まった。サービス開始以降、依頼は増え続けている」と語ります。2024年6月末時点で、不用品回収の窓口の登録事業者数は約1000社、月間の見積もり依頼件数は8000件超。見積もり依頼のおよそ15%にあたる1200件程度が、空き家やごみ屋敷の片付けに関する内容で、不動産オーナーや管理会社からの依頼もあります。

 同社は2016年に時計の査定・買い取りに関するサービスで事業を開始して以降、骨董(こっとう)品の取扱事業者との取引を増やしてきました。「事業者側から遺品整理での集客を依頼されることが増え、手始めに不用品回収というくくりでサービスを始めたところ、一定の需要を獲得できた」(福士取締役)。2021年にハウスクリーニングサービス比較サイト「おそうじの窓口(現おそうじ合衆国)」を開設。2023年には外壁・屋根塗装の相場診断サイト「gaiheki+(ガイヘキプラス)」などをリリースし、全サービスの登録事業者数は、約1500社(サービス間の重複を除く)となりました。

【商品概要】
名称:不用品回収の窓口
料金:利用者の見積もり依頼は無料。事業者の登録はmadoguchiに問い合わせを
サービス内容:遺品整理・生前整理、ゴミ屋敷清掃、空き家片付け、特殊清掃など

【会社概要】
社名:madoguchi
設立:2016年
代表取締役:安岡尚和
業務内容:インターネットメディア事業、Webコンサルティング事業、インターネット広告事業
従業員数:31人(2023年4月)
本社所在地:東京都港区芝5-31-17PMO田町11F
連絡先:電話03-5989-0919