「配線工事不要」電池式スマートロック発売

2020年12月31日

錠前メーカーのゴール(大阪市)は2020年5月に電池式のスマートロック『LaresIA(ラレシア)』を発売しました。同年秋から本格的に販売を強化しています。 

▲二つのモードがある『LaresIA』。住宅以外にオフィスでも利用できる

ゴール / 『LaresIA(ラレシア)』

 『LaresIA』には二つのモードがあります。一つは戸建てなどはユーザーのみの登録で利用できる通常モードです。暗証番号の入力や、専用カードをかざすだけで施解錠が可能。2段階認証の設定で自宅のセキュリティ性を高めることができます。二つめは管理者、ユーザー(入居者)、業者のそれぞれに権限を付与して運用するモードで、賃貸マンションやアパートでの利用が可能となっています。入居中は事業者の入室を制限したり、空室期間中はユーザーが出入りできないように設定できるほか、管理会社が1回限り使用できる認証キーをハウスクリーニング事業者や仲介会社に渡し、運用することもできます。

 もう一方の入室管理モードは、オフィスの会議室や従業員出入り口などでの利用を見込んでいます。不特定多数の入室管理を行うシーンで利用でき、専用のスマートフォンのアプリケーションで施解錠の履歴確認や利用者に応じた詳細設定が可能です。スマホと『LaresIA』はBluetooth®で通信するためインターネット環境は不要。鍵のセキュリティ性を損なわないよう、サムターンが空転し、不正解錠が防げるようになっている点も特徴です。オプションの開閉センサーを使うことで自動施錠することもできます。

【商品概要】
名称:LaresIA(ラレシア)

【会社概要】
社名:ゴール
設立:1957年(昭和32年)11月20日
代表取締役:岸本 俊仁
資本金:3億円
事業内容:鍵、各種出入管理装置、防災システムなどの製造販売
社員数:439名(2020年9月現在)
本社所在地:大阪市淀川区三津屋北2丁目16番6号
連絡先:06-6309-1271