不動産売買業務をDX化するシステム、電話対応を9割削減

2024年05月10日

 中古物件の売買プラットフォームを運営するFLIE(フリエ:東京都中央区)は、2023年10月より不動産売買業務を効率化するシステム「FLIE ONE(ワン)」を提供しています。電話やファクスでのやりとりが多い不動産売買業務を一気通貫で支援するもので、内見予約を効率化する「フリエde(デ)物確」や、物件の清掃、写真・動画撮影などをパッケージ化したオールインワンのサービスです。

▲各部屋の鍵をアプリで解錠できる「Smaview」
▲自社社員が画角や調光にこだわり、物件の撮影を行う
▲「FLIE ONE」の画面。内見予約から清掃までウェブで依頼可能

QRコードで内見予約を効率化。アプリで解錠し負担軽減

FLIE / FLIE ONE

 不動産会社の業務支援ツール「FLIE ONE」は、内見予約を効率化する「フリエ de 物確」や、物件の清掃、写真・動画撮影などをパッケージ化したオールインワンサービスです。

 「フリエ de 物確」はマイソクに掲載するQRコードから、最新の販売状況の情報取得や内見予約などができるシステムで、内見予約完了後にスマートロックやキーボックスの暗証番号や鍵の受け取り方法がメールで届く仕組みです。同サービスを導入した不動産売買会社では、導入後から1カ月で約1300件の問い合わせがあり、そのうち65%が「フリエ de 物確」を通したものに変わり、3カ月後には約90%に増加し、物件に関する問い合わせ業務が大幅に軽減されました。「仲介会社にとっても、売主である不動産会社の営業時間を気にすることなく内見予約をすることができる。売主、仲介会社双方の業務負担軽減につながる」(井上正賀社長)

 物件の購入検討者には、アプリで内見予約ができるセルフ内見システム「Smaview(スマビュー)」も展開。予約完了時に発行されるQRコードを、共用部のインターホンの画面にかざすとエントランスのオートロックが解錠され、最短30分後から物件の内見予約が可能です。各戸に独自開発した機器を設置することで、アプリによる玄関の解錠を可能にしました。

 これらのオンラインサービスに加えて、物件清掃や、不動産営業経験と撮影技術を持つ専門スタッフが撮影を行う写真・動画撮影などのオフラインサービスも提供。「不動産売買業務の効率化につながるサービスを一気通貫で提供することで、不動産会社が仕入れや販売、仲介に専念できる環境の構築を目指していきたい」と井上社長は話します。

【商品概要】
名称:FLIE ONE
料金プランの例:物件確認システム 月額3万円~、セルフ内見システム5000円~、写真撮影サービス7000円~、動画撮影サービス1万8000円~、物件清掃サービス8500円~ ※全て税抜 ※詳細はフリエに問合せを
サービス対象地域:2024年3月末時点で、「フリエ de 物確」は全国、その他のサービスは1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)で展開 ※地域は拡大予定

【会社概要】
社名:FLIE
設立: 2019年
代表取締役社長:井上正賀
業務内容:不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」の運営、不動産売買に関わる業務のデジタル化など
本社所在地:東京都中央区京橋1-1-5セントラルビル3F
連絡先:電話0120-990-107