AI活用の法律相談 不動産Q&A追加

2020年09月25日

 AIエンジンを活用した法律相談『アガルートAIリーガルコモン』は労務・法務をメインに取り扱っていましたが、サブリースや賃貸借契約など借地借家法に関するQ&Aを追加。AIチャット機能、簡易相談機能、個別相談機能を持ちます。

▲サブリースや賃貸借契約など借地借家法に関するQ&Aを追加。

アガルート / アガルートAIリーガルコモン

 オンライン上で司法試験などの予備校を運営するアガルート(東京都新宿区)は、AIエンジンを活用した法律相談『アガルートAIリーガルコモン』のサービスの拡充を発表しました。当初は労務・法務をメインに取り扱っていましたが、サブリースや賃貸借契約など借地借家法に関するQ&Aを追加。3月末日時点では100件弱の相談に対応しています。

 同サービスは、3つの機能を持つ。一つ目は、AIチャット機能。『残業代』や『解雇』など検索ワードを入力するだけで、弁護士が構築した1万件以上の事例を基にしたデータベースから、検索ワードに沿ったQ&Aを表示します。二つ目は、簡易相談機能。AIチャットより詳細を聞きたい、データベースにない事例を知りたいといった際、弁護士に直接相談ができ、専用の問い合わせフォームに送信すれば、2営業日で返信がくる機能です。三つ目は、個別相談機能。当事者で解決できないトラブル発生の際、直接対応と事務処理の請負も行います。弁護士と簡易的に顧問契約を結ぶイメージです。

 経営企画部広報室の安藤のこ氏は「不動産業界にも引き合いがあると考え、借地借家法の相談にも対応できるようにした」と話します。サービス開始は2019年9月。現在50社弱が登録しており、不動産関連会社は1割ほど。価格は、『ライト』『スタンダード』『エンタープライズ』の3種類。月額利用料やオプションに応じて、利用できる機能が増えます。『スタンダード』は、月額2万円(税別)。AIチャット機能は無制限で、簡易相談機能は月間3回まで利用できます。

【商品概要】
名称:アガルートAIリーガルコモン
価格:『スタンダード』は、月額2万円(税別)

【会社概要】
社名:アガルート
設立:2013年12月
代表取締役:岩崎北斗
資本金:10,000,000円
事業内容:オンライン予備校「アガルートアカデミー」の運営,出版事業ほか
社員数:42名
本社所在地:〒162-0814 東京都新宿区新小川町5-5サンケンビル4階