建築性能と内装機能をアップ 家賃向上を目指す新築プラン

2023年01月16日

 賃貸住宅建築事業を行うアヴェントハウス(東京都千代田区)は、東京都府中市に建築性能と内装デザイン向上を狙うサービス、「AVENT-Lusso(アヴェントルッソ)」の提供を開始しました。従来の居室と比べ、壁の遮音性などの機能面をあげることで、家賃価格を上げることが狙いです。年間10棟の提供を目指しています。

▲エリア相場を上回る家賃での成約実績もあり

年間10棟のアヴェントルッソ利用を目指す

アヴェントハウス / AVENT-Lusso(アヴェントルッソ)

 アヴェントハウスが独自調査で行った住宅設備のアンケートでは、外装より内装を気にする入居者が多かったとのこと。アヴェントルッソでは、床や壁のデザインのほかに、照明の色味にもこだわっています。建築性の面では、気密性を高めることで、断熱性能を意識しています。そのほか調査では、防犯性、遮音性、室内環境も求める声が高かったそうです。

▲間取りに合わせて、ターゲットを絞った内装を手掛ける

 これまでの事例では、建物の機能性と内装を向上させることで、周辺エリア相場よりも1万円程度、家賃を上げることに成功した物件もあるそうです。実際に入居した人にヒアリングを行うと「室内環境が良く、理想の居室」という声があったとのこと。

 アヴェントハウス技術部の福田明部長は「オーナーと入居者で求める住環境にギャップがある」と話します。その隔たりを縮めるための手助けを行っていくそうです。また、エリアでの差はもちろん、想定入居者のターゲティングによっても異なります。ターゲットを絞ることで、狙った入居者が集まり、長期入居が狙えるとのこと。今後は、女性目線の内装の用意やシリーズ化を強化していく。

【商品概要】
名称:内装サービス「AVENT-Lusso(アヴェントルッソ)」
物件概要
構造:AVENT-GS(軽量鉄骨造)
階数:3階
延床:341.20㎡
戸数:10戸 1K+1LDKタイプ(1階4戸、2・3階3戸)
※モデルルーム302号室がAVENT-Lusso利用 (3階 1LDK 約37㎡)
【会社概要】
社名:アヴェントハウス
創業:2006年
代表取締役社長:新田泉
資本金:1億円
事業内容:低層賃貸住宅及び中高層賃貸住宅の販売・施工、高齢化対応施設の販売・施工、リフォーム工事の販売・施工、インテリア工事並びにエクステリア工事の販売・施工、賃貸経営に関するコンサルタント業務ほか
本社所在地:中央区日本橋堀留町2-3-5 木下ビルディング7階
連絡先:電話03-5847-7887