片側の柱のみで支えるカーポート、集合住宅で導入提案強化

2022年11月28日

 エクステリア事業を展開する三協立山・三協アルミ(富山県高岡市)は、片側の柱のみで支持ができるカーポート「ダブルフェース」に「屋根連結カバーセット」を追加しました。屋根を最大で7連結することで、14台まで駐車することが可能です。集合住宅や店舗などの駐車場で設置が見込まれます。

▲背面支持タイプ3連結仕様では、最大6台の駐車が可能(集合住宅使用例/パース写真)

屋根付き駐車場の提案を、集合住宅や商業施設にも行えるように

三協立山・三協アルミ / カーポート「ダブルフェース」

 22年9月から販売開始した「屋根連結カバーセット」は、背面や側面の柱のみで屋根を支えています。そのため、駐車場スペースの柱が邪魔をすることなく、複数台の駐車に対応することが可能です。13年に販売している「ダブルフェース」の側面支持タイプ、背面支持タイプの両方で連結ができるため、敷地に合わせて駐車場に屋根を設置できます。

▲支柱が片側のため、柱が駐車スペースを遮ることが少ない

 連結タイプが開発された背景には、21年6月に行われた建築基準法の一部改正により、カーポートの面積を拡大することが可能になったことがあげられます。それにより、一般住宅だけなく、集合住宅や商業施設向けにカーポート商品を提案・展開を行えるようになりました。

 広報・IR部の平下雄一さんは、「改修工事のタイミングで、建設時の法律基準では出来なかったベランダエクステリア工事など提案していきたい」と話す。エクステリア領域は、住み始めてから気が付くケースが多く、リフォームでの相談が多いようです。

【商品概要】
名称:カーポート「ダブルフェース」(呼称5954-24H)
参考価格:125万7200円(税別)※背面支持タイプ、サイズ:奥行5872mm×間口5385mm×高さ2410mmの場合
材質:本体:アルミ形材、屋根パネル:ポリカーボネート板/熱線遮断ポリカーボネート板/熱線遮断FRP DRタイプ
サイズ:奥行5104・5872mm、間口5385mm、高さ2110・2410mm
設置タイプ:基本(側面支持・背面支持)タイプ、連結タイプ
オプション:側面パネル、着脱式サポートセット、スポットライト、照明ミニタイプ、照明、偏芯基礎部品セット、外部コンセント、スケルトンドレインエルボ、アルミたて樋セット、柱ガード、竿掛けセット、カーストッパー

【会社概要】
社名:三協立山
設立:1960年
代表取締役社長:平能正三
資本金:150億円
事業内容:ビル用建材・住宅用建材・エクステリア建材の開発・製造・販売、アルミニウムおよびその他金属の圧延加工品の製造・販売。アルミニウムおよびマグネシウムの鋳造・押出・加工ならびにその販売。店舗用汎用陳列什器の販売、規格看板・その他看板の製造・販売。店舗および関連設備のメンテナンス
従業員数:連結10358人/単体5037人(2021年11月30日現在)
本社所在地:富山県高岡市早川70
連絡先:問い合せは各地域の「三協アルミ」の事業所へ