ステンレス製の防鳥ネット、耐火・耐久性に強み

2024年10月08日

 鳥害対策の商品開発や販売、施工を行うフジナガ(兵庫県尼崎市)は、2023年より鳥の侵入を防ぐ「BF3バードネット オールステンレス」を提供しています。バルコニーや、外に面する階段などに設置するオールステンレス製のネットで、50㎜と25㎜の2種類の角目があり、細かい角目でハトやカラスの侵入を防ぎ、近年トラブルが増えているサルによる獣害対策としても利用できます。

▲共用部に設置した事例。物件の美観を守りながら鳥の侵入を防ぐ
▲角目が50㎜のBF3バードネット オールステンレス

SUS316を使用。ハトやカラス、サルによる獣害対策にも

フジナガ / BF3バードネット オールステンレス25/50

 「BF3バードネット オールステンレス」は、バルコニーや、外に面する階段などに設置するオールステンレス製のネットです。50㎜または25㎜の細かい角目でハトやカラスの侵入を防ぎ、近年トラブルが増えつつあるサルによる獣害への対策としても利用可能。ヨーロッパや、中国、日本で実用新案を取得しています。

 以前からある鳥害対策のネットの多くは、ポリエチレン製でした。同商品はオールステンレスであるため、高い耐火性・耐久性を兼ね備えています。通常のステンレスよりも熱や腐食への耐性が高い「SUS(サス)316」を使用し、800~900度の熱にも耐えられる不燃素材となるため、高い防火性能を求められる工場や倉庫でも活用されています。腐食耐性もあり、海沿いの物件にも使用できます。建物の美観を守るデザイン性でもあります。角目の接点を専用の留め具で留めているため、角目の正方形が乱れず、物件に目立たずに設置できます。フジナガの専門工事部門が提案から施工まで一貫して行います。

 同商品はフジナガホールディングスで鳥害対策製品メーカーのニューバード(同)が開発しました。ニューバードの池畑秀一社長は「工場や倉庫などを持つ企業から、鳥害と災害、両方への対策が可能な商品が欲しいという要望を受け開発した。より高い耐火性を持つ当商品により、鳥よけネットを利用できる不動産が増えた」と話します。最近は吹き抜けの天井の落下防止や、ごみステーションなどへの防犯対策として利用するケースが増えているといいます。

【商品概要】
商品名:BF3バードネット オールステンレス25/50
BF3バードネット オールステンレス50(オールステンレス防鳥ネット)
価格:例)角目が50㎜のネットは長さ20m、幅3mで34万4520円(税込み)~ ※詳細はフジナガに問合せを
材質:ステンレスネットSUS316、十字止め具SUS304
サイズ:[ステンレスネット]糸系Φ0.8㎜、7×7=49本燃、[十字止め具]9×9㎜、厚さ0.7㎜ ※継ぎ目に際し13×13㎜も可能
重量:原反3m×20m、11.5kg 1㎡あたり約190g
その他スペック:フジナガが現場で加工・サイズ調整をして施工

【会社概要】
社名:フジナガ
設立:1998年
代表取締役社長:藤永雅也
資本金:1000万円
事業内容:鳥害対策製品の施工事業、コンサルティング事業、製品開発事業、特販事業
従業員数:110人(2023年1月末現在)
本社所在地:兵庫県尼崎市道意町6-28-7
連絡先:電話06-6417-8115(代表)