造作家具で寝室をロフト構造に。単身向け物件の空間を有効活用

2022年04月28日

不動産コンサルティング事業のシンクコンサルティング（東京都渋谷区）は、物件の生活空間を有効活用するプラン「LOFT LDK（ロフト エルディーケー）」を2022年１月より展開しています。大都市圏のワンルーム需要を受け、造作家具で寝室をロフト構造にすることで物件の価値向上も期待できます。

ワンルームにリビング、ダイニングなど3つの空間をつくり出す

シンクコンサルティング　／　LOFT LDK

「LOFT LDK」は、大都市圏におけるワンルーム需要を鑑みて、生活上のストレスを限りなく低減するために機能と生活動線にこだわったプランです。特許庁の内装意匠権を取得。大きな特徴が、造作家具による立体設計でロフトをつくり、十分なベッドスペースを確保できる点。限られた空間を造作家具で区切り、リビングスペース、ダイニング・キッチンスペース、ベッドスペースと3つの空間を生み出します。

第1弾として設計した東京都中野区の築57年の物件では、「コックピットスペース」というダイニングも兼ねた作業スペースを設けています。ロフトの階段上などにも収納スペースを作り、生活上の使いやすさを意識。テレビや洗濯機などの家具・家電も標準で備え付けており、周辺の家賃相場よりも4万円ほど高く家賃を設定しましたが、すでに入居者も決定しています。

LOFT LDK事業部の新宅義昭氏は「造作家具をユニット化し、大量生産できる体制を構築していく予定だ。ロフトの壁に合った意匠カーテンのサブスクリプションサービスを入居者向けに提供することも計画しており、周辺物件との差別化と物件の価値向上に寄与する商品としてオーナーに訴求していきたい」と話します。