課金対応EV充電サービス、オーナーが料金設定
2023年11月02日
「DUAL EV CHARGE」は、専用の充電器と課金システムを備えた電気自動車(EV)充電サービスです。管理システムにおいて充電器の利用状況などの閲覧が可能。オーナー側で利用料金を設定でき、料金の一部を還元する仕組みを採用し、設置から1年間は基本料金が無料となります。
管理会社によるEV充電器の管理業務サポートを想定
DUALホールディングス /DUAL EV CHARGE
ライフラインに関するサポート事業を展開するDUAL(デュアル)ホールディングス(東京都品川区)は、2023年9月からEV充電サービス「DUAL EV CHARGE」の提供を開始しています。同サービスは、専用の充電器と課金システムを備え、賃貸住宅の駐車場での導入を見据えています。
充電器設置は、国などが実施する補助金を活用することが可能です。導入のハードルを下げるため、補助金で定められる設置義務期間以上の契約期間は設定しません。オーナー側で利用料金を設定でき、その料金の一部を還元する仕組みを採用。設置から1年間は基本料金も無料となります。管理システムにおいて設置場所における充電器の利用状況などの閲覧が可能です。利用者は充電器などに記載されたQRコードから会員登録をすることで、当日より充電器を利用でき、支払いは事前に登録したクレジットカードで行います。
同社では、入居者のライフラインの手続きを代行するサービス「ライフラインConcierge(コンシェルジュ)」や空室時の電気契約手続きを代行する「空室通電DX」を管理会社に向けて提供してきました。今回のEV充電サービスも、管理会社におけるEV充電器の管理業務をサポートすることを想定しています。同社の足立守平社長は、「管理会社向けサービスの提供を通じて培ってきた知見を生かし、2024年には、『DUAL EV CHARGE』においても、管理会社の運用負担を軽減するようなサービスをカスタマイズして提供していく予定だ」と語ります。
名称:DUAL EV CHARGE
料金:※DUALホールディングスに問い合わせを
充電器サイズ:横200×縦755×奥行120mm、最上部1800mm、ケーブル長さ5m(長さは選択可能)
充電器概要:200V/6.0kW出力(6.0kW、3.2kW出力に対応)、倍速充電器・4G通信
管理システムでできること:充電器の利用履歴、電力使用量、収益目安管理、稼働状況ステータス管理、支払通知書(課金報酬)のダウンロード機能など(支払通知書はインボイス制度に対応)
社名:DUALホールディングス
設立:2009年
代表取締役:足立守平
資本金:5000万円(別途、資本準備金計上あり)
事業内容:ライフサポート事業、EVインフラ事業
本社所在地:東京都品川区北品川1-8-11Daiwa品川Northビル8F
連絡先:電話03-5843-4018(代表)、03-5843-4387(EV充電コンシェルジュ窓口)