玄関脇に設置し居室から取り出す、両面タイプの宅配ボックス

2023年11月22日

 日本宅配システム(愛知県名古屋市)は、セキュリティー面を重視した 「戸別宅配ボックス」の両面タイプを販売しています。マンションの各住戸の玄関扉脇などに設置し、内側の受け取り用の扉から荷物を取り出す仕様です。非対面で荷物を受け取ることができ、さらに、扉を開ける前に、中に入っている荷物や安全を確認できる仕組みとなっています。

▲非対面で荷物を受け取れる「戸別宅配ボックス」

玄関扉はセキュリティーの防衛線。安全面を重視し開発

日本宅配システム / 戸別宅配ボックス(両面タイプ)

「戸別宅配ボックス」は、マンションの各住戸の玄関扉脇などに設置し、玄関の内側に設置した受け取り用の扉から荷物を取り出す両面タイプです。玄関扉を開けることがないため、宅配事業者を装った強盗など、見知らぬ人との接触を防ぐことが可能。加えて、荷物が入ると庫内の照明が点灯するなど、扉を開ける前に中に入っている荷物や安全を確認できる仕組みとなっています。

宅配ボックス自体は、大型郵便物に対応したポストと大小2つのボックスで構成。2つの間にある棚を移動させて、ゴルフバッグなど大型の荷物を入れることもできます。また、閉じ込めを防止するため、人感センサーなどの安全対策機能も標準で装備。冷蔵品などは共有部の冷蔵用宅配ボックスなどで受け取る形です。一方、宅配事業者は日本宅配システムが開発した「入館システム」を利用し、建物に入ります。

 同社の木本和良取締役専務執行役員は、「各住戸にさまざまな大きさの荷物に対応した戸別宅配ボックスを設置することで、再配達ゼロを目指し、配達先までの『ラストワンマイル』の効率化が可能だ。玄関扉を最終的なセキュリティーの防衛線と捉え、安全面を重視して開発した商品。安全かつ正しく荷物を受け取れるように、業界としてもしっかりとした基準を設けて商品を提供する必要があるのではないか」と話します。

【商品概要】
名称:戸別宅配ボックス(両面タイプ)
価格・サイズ:※日本宅配システムに問い合わせを
材質・塗装:スチール鋼板、亜鉛メッキ鋼板、焼付塗装 ※防滴使用は焼付塗装に耐光性塗料を使用
扉の施錠・解錠:宅配業者側は電気錠により施錠・解錠、居住者側はサムターンキーまたはシリンダーキーより施錠・解錠、非常解錠キーにより解錠
着荷案内表示:宅配ボックスに入庫があった場合に庫内照明が点灯
宅配業者の⼊館:物件の指定業者のみを認証するオートロック解錠システム「⼊館システム」で対応

【会社概要】
社名:日本宅配システム
設立:1993年
代表取締役:淺井泰夫
資本金:7000万円
事業内容:宅配ボックス専業メーカーとして設計・開発から製造・販売、設置後の保守メンテナンスまでを⾃社⼀貫体制で行う
従業員数:グループで225人
本社所在地:愛知県名古屋市東区葵1-25-1ニッシンビル4F
連絡先:電話052-935-0111